栄養不足と子どもに起こる可能性のある病気一覧

育児のコツ

一生懸命栄養バランスを考えてご飯を作っても、子供が食べてくれない…。

食べるものだけを食べさせていればいいかな?と思うママも多いはず。

しかし栄養が偏ると病気になってしまう可能性もあります。

今回は栄養素が不足するとどんな病気になる可能性があるかをまとめました。

病名不足する主な栄養素原因主な症状
鉄欠乏性貧血偏食、鉄を多く含む食品の不足、成長期の鉄需要増加顔色が悪い、疲れやすい、集中力低下、動悸
くる病ビタミンD、カルシウム、リン日光不足、魚・乳製品不足、母乳のみ長期授乳でのビタミンD不足骨の変形(O脚など)、成長障害、筋力低下
夜盲症(とり目)ビタミンA緑黄色野菜やレバー不足薄暗い場所で見えにくい、目の乾燥
壊血病ビタミンC野菜・果物不足歯ぐきからの出血、皮下出血、貧血、関節痛
脚気(かっけ)ビタミンB1白米や加工食品中心、全粒穀物不足手足のしびれ、むくみ、動悸、倦怠感
ペラグラナイアシン(ビタミンB3)トウモロコシ中心食、肉・魚不足皮膚炎、下痢、精神症状(記憶障害など)
タンパク質エネルギー栄養不良(PEM)タンパク質、エネルギー食事量不足、極端な偏食やせ、浮腫、発達遅延、免疫低下
亜鉛欠乏症亜鉛肉・魚・貝類不足味覚障害、皮膚炎、成長障害、食欲不振
ヨウ素欠乏症ヨウ素海藻類不足甲状腺腫、発達遅延、疲れやすい
マグネシウム欠乏症マグネシウム野菜・豆類・ナッツ不足筋けいれん、不安、不整脈
カルシウム欠乏症カルシウム乳製品・小魚不足骨粗鬆症、骨折しやすい、歯の発育不良
ビタミンB12欠乏症ビタミンB12肉・魚・卵・乳製品不足(ビーガン食など)貧血、神経障害、発達遅延
葉酸欠乏症葉酸緑黄色野菜・豆類不足貧血、発達障害、免疫力低下
必須脂肪酸欠乏症オメガ3・オメガ6脂肪酸魚・ナッツ・植物油不足皮膚乾燥、成長障害、学習・記憶力低下

ポイント

  • 成長期の子どもは必要な栄養量が大人より高い割合で必要になるため、偏食や食事量不足が短期間でも影響しやすいです。
  • 栄養不足は複数の栄養素の欠乏が重なることが多いため、症状が多彩になりやすいです。
  • 病気として現れる前に、食欲不振・疲れやすさ・肌や髪の変化など早期のサインに注意が必要です。

対策

子供の好きなお菓子やジュースにも、不足しがちな栄養素がとれるような商品もたくさんあります。

ママも子供も嫌な思いをせずにとれるといいですね。

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