【育児】子どものイヤイヤ期を楽しく乗り越えるコツ

子どもとの過ごし方

2歳前後になると、多くの子どもに訪れる「イヤイヤ期」。
ご飯を食べない、着替えを嫌がる、外出を拒む…。そんな日常の中で、子どもの「イヤ!」に振り回され、親の心も疲れてしまうことは少なくありません。

しかし、実はこの「イヤイヤ期」、子どもの成長にとって欠かせない大切なステップ。自我が芽生え、「自分でやりたい」「思いを伝えたい」という気持ちの表れなのです。親にとっては大変でも、裏を返せば「心も体も育っている証拠」として受け止めることができます。

ここでは、イヤイヤ期を少しでも楽しく、そしてラクに乗り越えるための工夫をご紹介します。


イヤイヤ期を前向きにとらえる視点

子どもが「イヤ!」と言うのは、親を困らせたいからではありません。
・「自分の思いを伝えたい」
・「自分の力でやりたい」
・「まだ気持ちをうまく言葉で表現できない」

このような理由から、イヤイヤという形で表れているのです。つまり、イヤイヤ期は“子どもが自分らしさを育んでいる最中”とも言えます。

親も「困った行動」ではなく「自分で考える練習中」と思えると、気持ちが少し軽くなります。


イヤイヤ期を楽しく乗り越える4つの工夫

① 選択肢を与える

「赤い服と青い服、どっちにする?」と聞くと、子どもは“自分で決めた”という満足感を得られます。
自由にさせすぎると時間がかかりますが、親があらかじめ選んだ2つから選ばせることでスムーズに進みやすくなります。

② 時間に余裕をもつ

朝の出発前にイヤイヤが始まると、親も焦ってイライラしてしまいます。そんなときは「10分早く行動を始める」ことを意識してみましょう。少しの余裕があるだけで、子どものペースに寄り添う心の余裕が生まれます。

③ 気持ちを言葉にしてあげる

「イヤなんだね」「自分でやりたかったんだね」と、子どもの気持ちを代弁してあげると安心します。自分の感情を理解してもらえたと感じることで、イヤイヤが和らぐこともあります。

④ 気分転換をする

どうしても解決できないときは、環境を変えるのが一番。好きな歌を歌ったり、外の空気を吸ったりするだけでも、子どもの気分が切り替わることがあります。


親がラクになる工夫も忘れずに

子どものイヤイヤに毎回全力で向き合う必要はありません。
「今日は疲れているから、まあいっか」と軽く流したり、時にはパパや祖父母にバトンタッチして休憩することも大切です。

また、同じ年頃の子どもを育てるママ友や地域の子育てサークルで話を共有するのも効果的。「うちも同じだよ」と共感してもらえるだけで、気持ちがぐっと楽になります。


イヤイヤ期は一生続かない

「毎日が戦いみたいでつらい」と思うかもしれませんが、イヤイヤ期は必ず終わりがきます。子どもが自分の気持ちを言葉で表現できるようになれば、今のような激しいイヤイヤは少しずつ減っていきます。

その時期を過ぎて振り返ると、「あの頃の“イヤ!”も懐かしい思い出」と思える日がきっと来ます。


まとめ

イヤイヤ期は、子どもの成長を示す大切な過程。
大変な毎日ですが、

  • 選択肢を与える
  • 時間に余裕をもつ
  • 気持ちを言葉にする
  • 気分転換する

この4つを取り入れることで、少しずつ親子ともに過ごしやすくなります。

そして、親自身も「完璧に対応しなくていい」と肩の力を抜くことが大切。今だけの時間を、前向きな気持ちで過ごしてみませんか?

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