気がつけば、リビングに積み上がった洗濯物…。仕事や育児に追われていると「干すのが後回し」「たたむのが面倒」と感じてしまい、ついつい洗濯物がたまってしまうことはありませんか?洗濯は毎日の生活に欠かせない家事のひとつですが、量が増えると精神的な負担も大きくなります。
そんな時に役立つのが「ながら干し」の習慣。文字通り、何かをしながら洗濯物を干す方法です。特別な道具や場所は必要なく、ちょっとした工夫で「いつの間にか洗濯が終わっていた!」という状態を作ることができます。
ここでは、忙しいママでも取り入れやすい“ながら干し”のアイデアを3つご紹介します。
朝のコーヒーを飲みながら洗濯を干す

朝はとにかく時間がないもの。でも、「コーヒーを飲む5分」を「ながら時間」として活用するのがおすすめです。
例えば、洗濯機を回すタイミングを「朝食の片付け前」に設定しておくと、ちょうどコーヒーを飲む頃に洗濯が終わります。その流れで立ち上がり、カップを片手に洗濯物を取り出して干す。こうすることで「干す」という行為が一日の習慣に組み込まれ、負担に感じにくくなります。
ポイントは「全部干そう」と思わないこと。時間がなければ半分だけ干して、残りは後ででもOK。完璧を目指さず、小さな積み重ねで“洗濯物がたまらない状態”をキープできます。
子どもと一緒に洗濯物を運ぶ

洗濯は一人でやらなければいけない家事、と思っていませんか?実は小さな子供でも一緒にできる作業がたくさんあります。
例えば、洗濯が終わったら「タオルをカゴに入れて持ってきてね」とお願いしてみる。子供は「お手伝いができた!」という満足感を得られるし、ママも一人で抱える負担が減ります。
また、洗濯物を干すときに「赤い服はどれ?」「靴下をペアにしてみよう」とクイズ形式で一緒にやると、遊び感覚で楽しく進められます。育児と家事を切り離さず、“一緒にやる時間”に変えてしまうのが、ながら干しの大きなメリットです。
畳まずに収納できるスペースを作る

「干す」だけでなく「畳む」作業も洗濯の大きなハードル。気がつけば乾いた洗濯物がソファに山積み…ということも珍しくありません。
そこでおすすめなのが「畳まない収納」。例えば、子供の下着や靴下はカゴにそのままポンと入れるだけにする。パジャマは引き出しに立てて収納するのではなく、ボックスにまとめて入れる。タオルも畳まずに縦に立てて収納できるような棚を用意する。
「きちんと畳まなければ」という思い込みを手放すと、ぐっと洗濯のハードルが下がります。家族の生活スタイルに合わせて「ここは畳まない」と割り切るのも、続けられるコツのひとつです。
“ながら干し”で洗濯をためない習慣を

洗濯をためないコツは、「特別な時間を取らずに、日常の動作に組み込むこと」です。朝のコーヒータイムとセットにする、子供との遊び時間と組み合わせる、収納の方法を工夫して畳む手間を減らす。こうした小さな工夫で、洗濯は「大変な家事」から「いつの間にか終わっていた作業」に変わります。
忙しいママにとって、洗濯は毎日のストレスになりがち。でも“ながら干し”を取り入れることで、その負担は驚くほど軽くなります。「洗濯がたまらない」という安心感があるだけで、気持ちに余裕が生まれ、子育てや仕事にも前向きに取り組めるようになります。
完璧を求めすぎず、できる範囲で工夫すること。それが「続けられる家事」の最大のポイントです。今日からぜひ、“ながら干し”を習慣にしてみませんか?
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