子育て中のママにとって、家の中が散らかるのは日常茶飯事。気づけばテーブルの上には書類や子供のお絵描き、昨日の郵便物が積み重なり、床にはおもちゃが散乱…。毎日頑張って片付けているつもりでも、次の日にはまた元通りになっているなんてことはありませんか?それは「片付けが下手だから」ではなく、「片付けを生活習慣にできていないから」かもしれません。
実は、片付けのコツは「一度に完璧を目指さないこと」。毎日短時間でもコツコツ続けることで、自然と散らからない家がキープできるようになります。ここでは、忙しいママでも取り入れやすい「1日5分の片付け習慣」をご紹介します。
朝の5分でテーブル上だけ片付ける

朝の時間は家族がバタバタしていて、片付けどころではないと感じるかもしれません。でも、1日のスタートだからこそ、ほんの少し片付けることで気持ちが整い、効率的に動けるようになります。
おすすめは「テーブルの上だけ」を5分で片付ける習慣です。テーブルは家の中心であり、家族の目に入りやすい場所。ここがすっきりしていると、部屋全体が片付いている印象になります。
ポイントは、「出しっぱなしのものを片付ける」ではなく、「定位置に戻す」こと。郵便物は書類ボックスに、子供のお絵描きは作品フォルダーへ、読みかけの本は本棚へ。片付けるための“置き場所”をあらかじめ決めておくことで、毎日の5分がスムーズに進みます。
夜の5分でおもちゃを定位置へ

夜、子供が寝たあとや夕食後に「おもちゃを定位置に戻す」習慣を取り入れましょう。ポイントは「ママだけが片付けるのではなく、子供と一緒にやる」ことです。
例えば、「寝る前の5分はおもちゃのお片付けタイム」とルールを作り、タイマーを使ってゲーム感覚で進めると子供も楽しんで取り組めます。小さな子なら「車は車の箱へ」「ブロックはブロックのかごへ」と種類ごとに分けられる収納を用意してあげると分かりやすくなります。
この習慣を毎日繰り返すことで、子供自身も「使ったら片付ける」意識が身につきます。片付けは教育の一環と考えて、一緒に取り組む時間にすると良いですね。
家族で役割分担を決める

片付けはママだけの仕事ではありません。家族全員で「我が家を快適にする」ために取り組むことが大切です。
例えば、パパは郵便物や新聞を整理する係、子供はおもちゃや絵本を片付ける係、ママはキッチン周りを整える係、というように役割を分担してみましょう。役割を決めると、「自分の仕事だからやる」という責任感も生まれます。
また、週末には家族で「リセットタイム」を設け、みんなで一斉に片付けるのもおすすめです。音楽を流しながら取り組めば、片付けがちょっとしたイベントのように楽しい時間に変わります。
長続きの秘訣は「ここだけきれい」

片付けが続かない原因のひとつは「完璧を求めすぎること」です。部屋全体を一度に片付けようとすると時間もエネルギーも必要になり、忙しいママにはハードルが高すぎます。
大切なのは「ここだけ片付いていればいい」という“妥協ライン”を作ること。例えば、テーブルの上がきれいであれば気分良く過ごせる、ソファの上に物がなければリラックスできる、玄関がすっきりしていれば来客があっても安心、など。
その「ここだけ」を決めて、1日5分でリセットできる習慣を続けてみましょう。少しの努力で片付いた空間がキープでき、心にも余裕が生まれます。
忙しいママこそ、片付けは短時間で無理なく続けられる方法を選ぶのが正解です。毎日の5分が積み重なれば、散らからない家づくりにつながります。「完璧じゃなくていい、ここだけきれいでいい」その気持ちが、片付けを習慣に変える第一歩です。
時間の管理が苦手な人はこちらのタイマーがおすすめです。
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